1990-1991ゼロヨン記念写真

1991年頃

 

CBゼロヨンが開催されたFISCOのコース上での
記念写真だが、写っているカメラマンが撮る写真が
採用されると思っていた皆さん……ゴメン!!



雑誌の誌面上で開催予告をしているもんだから、
CBゼロヨン当日は、非常に多くの読者さんがFISCOにやってきた。


そして、イベント終了後に、お決まりの記念写真。

当日は、CARBOYが貸し切り状態にしているので、
一般の人もコース上に入り放題(笑)。

そして、この記念写真こそが絶対に採用されるはず
……そう考えて、いろんなポーズやジャンプをする方々。
ごめんなさい。

写真のインパクトからいえば、もうひとりのカメラマンが撮った、この一枚のほうがありました。

ひとつのイベントがあると、カメラマンが3名くらいで撮影しているのだが、
フィルム数にして50本以上を使う。一般的に使われているネガフィルムではなく、
ポジフィルムというやつで、フィルム代も高いし、現像代も高い。

それを専門の現像所に持ち込んで、上がってきたスリーブを見ながら、
誌面のレイアウトを考えるわけです。いまじゃ、考えられないですね。
デジカメ(あ、スマホか、いまは)で撮影したら、すぐに結果が見れて、
それをパソコンやスマホで見ることも送ることもできる。

でも、ほんの15年前までは、そんなことは夢のまた夢。

ポジフィルムというのは、非常に厄介な存在で、色温度に敏感で、
蛍光灯や日陰、白熱灯といった状況に応じて使い分けるか、
フィルターでごまかすか、あるいは、現像所に泣きつくか? 
そういった複雑な工程を経て、1枚の写真が雑誌に掲載されることになる。

 

だから、印象的な一枚を選ぶのに、時間も使うし、頭も使う。
その結果として、読者さんが「あの写真、カッコよかった〜!」とか、
「あれは印象的だった」とか、「いまでも覚えている」と言ってくれるのは、非常に嬉しいこと。

そういう意味でも、この一枚は、自分にとっても印象的でしたね。

普通の自動車雑誌じゃ、こういう使い方は絶対にしないでしょ。脚立ですよ、おっさんのケツですよ(笑)

優勝したクルマも隠れていて、記念写真に映るつもりの人たちも隠れたり、見えなかったり。

でも、そういうことを考えても、これは立派な記念写真だと思えるのです。

当時の、CBゼロヨンを支えていた人たちの気持ちや、思いが、
しっかりと記念されている写真……じゃないかなと思います。
ま、フジモトの勝手な思い込みですが(笑)

 

 


■ 今だから話せる秘話(笑) ■

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